「なぜ企業がメンタルヘルスに取り組むの?」開催レポート
メンタルヘルスセミナーを開催しました!
今年度、新横浜ウエルネスセンターでは、メンタルヘルスをメインテーマに据えて、セミナーを開催します。
昨年9月のオープニングセミナーの講師をされた黒木先生が、「経営に役立つメンタルヘルス・マネジメント・シリーズ」全5回を担当されます。
今回その第1回目を開催しました。
セミナーレポート
「なぜ企業がメンタルヘルスに取り組むの?」
講師:黒木弘明氏(産業医大ソリューションズ エグゼクティブコンサルタント)
非常に切れのよい話しぶりと、軽快なテンポで、参加者を惹きつけた2時間でした。
メンタルヘルスの問題、企業へもいろいろ影響 けっこう無視できないぞ
- 「心の風邪」というものの、メンタル不調の場合の休養は1、2週間では済まない。
- メンタル不調は、判断力の低下につながり、ハラスメントやトラブルを起こしてしまう可能性がある。
- ストレスに対する反応は、個人による違いが非常に大きい。
他人の経験、価値基準はあてはまらない場合が多い。 - 企業が対応を誤ると、会社の社会的評価に大きく影響を与える情報が、あっという間に拡散しかねない。
情報化社会を侮ってはいけません! - メンタル不調と診断されていない腰痛、頭痛、胃痛など様々な体調不良が、じつはメンタル不調の症状であることも。
出勤している従業員の体調不良が業績に与える損失(プレゼンティーズム)は、じつは年間20万円/人にもなるという研究結果がある。
中小企業経営にとっては大変深刻な問題となりうる。
だからこそ、中小企業にはメンタルヘルス対策にていねいに取り組んでほしいのですね。
うちの会社は大丈夫?「安全配慮義務」
企業と人の両方を守る重要なポイントは「安全配慮義務」。
安全配慮義務をしっかり履行、実行できることがとにかく大事!
裁判になってから、安全配慮義務が何であるのかを知るなどということがないように!
参加者の感想 先生のお話はどうしてこんなにパワフルで、リアルで、表情豊かなの??
「うん、うん」とうなずき続けながら聴く参加者もあちこちに居られました。
「全然飽きない!」
「下世話で恐縮ですが、黒木先生は、演技や落語などの練習もしておられるのでしょうか?」
「先生すごいですね!」
「全5回必ず参加します」
企業のメンタルヘルスに関するちょっと気詰まりするようなお話を、黒木先生から学ぶというこのセミナーは非常に貴重です(しかも無料です)。
きつい経験をしたご様子の企業担当の方は、「そうなんだよね~」と思い出してため息も出ていましたが、今後きっとヒントを得ることができると思います。
是非ご参加ください。お待ちしております。
第2回は7月13日(金)
次回以降も、どんなお話が聞けるのか待たれます。
2回目からのご参加でもOKです。メンタルヘルスマネジメントに関わる方のご参加をお待ちしております。
是非ここで学んだことを、企業と人を元気にするために活用していただければと思います。