「部下の話を聴けていますか?」開催レポート
「部下の話を聴けていますか?」を開催いたしました!
2018年2月23日、管理監督者のための傾聴をテーマに当新横浜ウエルネスセンター所長の河野慶三先生がお話されました。
今回のセミナーでは、提示されたテーマについて話し合うグループディスカッションも行われました。
セミナー内容
河野先生は、日本産業カウンセラー協会の前会長、産業医としてのご経験、また、産業医を育成する大学でも教鞭をとっておられたなど、幅広いご経験がある先生です。
テーマである傾聴、職場のメンタルヘルスの問題について、医学、心理学、企業組織、法律からなど、多面的な切り口から丁寧に解説してくださいました。
労働契約法第5条
先生が最も強調されたのは、事業者には安全配慮義務の実行責任が課せられており、管理監督者はその実行を委任されているのだということ。
だから、部下の健康状態を把握する必要があるという点です。
管理監督者が話を聴くことがなぜ必要なのかという、根拠となる重要なポイントです。
相互不信の関係にならないための人間関係論
4つのパターン。今、どんな関係?時々振り返ってみましょう。
非言語的関心の重要性
言葉じゃなくても伝わること。信頼関係を築くために大切なこと。
脳における本能としての反射をどう乗り越えるか
人間だから当然腹も立つ。でも、感情に瞬間的にに反応しないこと!
自分の心の分析
自分自身のコミュニケーションにおける情報発信、情報受診の傾向。
もしかしたら、これが自分のストレスを生んでいる!?
グループディスカッション
事例DVDは、身近にありそうな事例を扱っており、分かりやすいストーリとなっていました。
グループワークでは、この事例について話し合いましたが、皆さんが熱心に意見交換をしておられたのが印象的でした。
ディスカッションから出た意見では、自分で考えた以上にいろいろな問題点が出されました。
いろいろな捉え方、視点があることに驚きましたが、意見を聞くことができてよかったとも感じました。